1年前のツーリングを振り返る 北海道1周ツーリング 6日目
何もなさすぎて記憶にない標津町〜羅臼町
朝起きたらめちゃくちゃ風が強かったです. でも,出発しないわけにはいかないので出発します.
何もないのに慣れすぎてこの辺の記憶はありません.
気温8℃の知床峠
北海道1周唯一の峠,知床峠は標高738mで距離は約16kmです. 登れるか不安でいっぱいでした.
羅臼の道の駅を大きく曲がり始めたところが知床峠始まりの合図です.
道はみるみる傾斜が激しくなり,あっという間にみんなに置いてかれました.
えっちらおっちらゆっくりと坂を登ります.時速5km~8kmくらいでした.
途中,有名な「熊の湯」もありましたが当然,寄れるはずもありませんでした.
ダンシングに変えたり,お尻の位置を変えたり,とにかく止まらない,足を着かないように進みました. この辺は熊もよく出るし,霧で何も見えないのでかなり怖かったです.
サイコンを見ながら,「あと...30mだ...」と思いながら登っていても最後の方は下りも混ざってくるので中々,標高738mに届いてくれません.
「知床峠め...登りきったら覚えてろよ...」という支離滅裂な思考を巡らせながら最後は登っていきました.
というわけで一回も足を着かずに登り切ることができました.
本来なら展望台からキレイな景色を望めるのですが,霧で何も見えませんでした. あと寒かったです.メンバーのガーミンには8℃って書いてありました. この記事を書いてる今の東京は29℃とかです.同じ日本なんでしょうか.
下りもあるよ知床峠
さて,何も見えないし追い打ちをかけるように雨が強くなってきました.
ここからは13km下りです. 「下りなら楽だろ」と普通ならそうなるのですが,今回は8℃の中冷え切った体で滑りやすい雨の中を下るのでこれはこれで登りとは別の辛さがあります.
この13kmもかなり長く感じました.
腹の中で暴れる蒙古タンメンを抑えつつ登った「天に続く道」
無事,知床峠を降りた頃には体は完全に冷え切ってました.
8月中旬とは思えないくらい体は寒さでガタガタ震えてました.
セブンイレブンで休憩を取り,体を温める為に蒙古タンメンと別のカップラーメンを買って食べました.
しかし,体が温まったのも束の間,すぐに寒くなりました.
雨は一向に収まる気配は見せずにビシャビシャになりながら斜里町に向かいました.
その途中で「天に続く道」というまるで天に登っていくかのようにまっすぐな道を見ることができるという場所にやってきました. しかし,そこに行くには100m程登る必要があります.
いつものようにみんなに置いてかれるのは別にいいのですが,それよりもさっき温まる為に食べた蒙古タンメンが腹の中で暴れだしました.貪欲に汁まで飲んだのが祟りました.
死にそうになりながら「天に続く道」に到着しました.
天気が悪いので微妙ですね.
最後は天に続く道を下って斜里町に到着しました.
強風の中のテント泊
今日は久しぶりのライダーハウスの予定でした.
クリオネというライダーハウスがツーリストの間で有名なのでここに泊まることにしてました.
しかし,いざ行ってみると,なんと満員で入れないと言われました.
テントを張るのは構わないと言われましたが,今日の天気予報では夜中は天気がめちゃくちゃ荒れるという予報だったのでなんとか建物の中で夜を過ごしたかったのですが...
どうにか廊下などで寝かせてもらえないか交渉しましたが,主人はダメの一点張りで取り合ってくれませんでした.
仕方ないので,テントを張ることにしました. とりあえずテントを張って,まずは近くの温泉に行きました.
お風呂は狭かったですが,温泉は温泉なのでとても気持ちよかったです.
戻ってからテントを強化することにしました. 各々の自転車を重りとしてテントにくくりつけ寝てる間にテントが飛んでいかないようにしました.
500km運んだワインとジンギスカン
ここのライダーハウスの良いところは1000円で宿泊できて更にジンギスカン食べ放題がついてくることです.
申し訳ないのですが,写真はないです... お腹一杯食べました.
そして,焼き肉を食べた後は3日前に池田のワイン城で買ったワインをついに開けるときがやってきました.
なぜ,このタイミングなのか.
それは,コルク抜きを持っていなかったからです...
ワインは500kmもの間私達と旅をしていました
知床峠や納沙布岬も共に行ってきました. さて,その苦楽を共にしたワインのお味は...
あまり覚えていません笑
というわけでいい感じに酔っ払いつつ,風に揺られながらテントの中で眠りにつきました.