LaTeXの表を生成できるサイトTables Generator
はじめに
LaTeXで表を作成するのはとても面倒くさいですよね.
表の部分だけExcelを使いたいと思う人も多いのではないでしょうか.
そこでこんなサイトを見つけました.
このサイトはマウスで作成した表からLaTeXのコードを生成するWebアプリです.
使ってみる
下図にある赤枠の表を編集して青枠の「Generate」ボタンを押すと緑枠内にLaTeXのコードを生成してくれます.
試しに生成されたコードをコピペしてPDFを生成してみます.
赤枠の表と同じような表ができあがりました.
表を作ってみる
次にサンプル以外の表を生成してみます. 今回は次の表を作っていきます.
最初にサンプルの表を消します.
次に作る表のサイズを決めます.今回は3x3の表を作ります.
そうすると,プレビューに空の表ができたと思います.これを編集していきます. 1行1列目から文字を入れていきます.表の編集したいマスをダブルクリックすると文字が打てます.
他のマスも同様に編集していきます.
次にマウスを表の上でドラッグしてマスを全選択します.
そして,図のマウスが指しているボタンを押すとすべてのマスに罫線が引かれます.
次に各マス内の文字列をセンタリングします.
全選択はされたままなので図のマウスで指しているボタンを押すと
全てのマス内の文字列がセンタリングされます.
これで完成です.後は「Generate」ボタンを押すとLaTeXのコードを吐き出してくれます.
以下のようなコードができれば完成です.
\begin{table}[] \centering \caption{My caption} \label{my-label} \begin{tabular}{|c|c|c|} \hline い & ろ & は \\ \hline に & ほ & へ \\ \hline と & ち & り \\ \hline \end{tabular} \end{table}
キャプションは自動で付きますので扱いは自由にしてください.
色をつけたり,更に複雑な表も作れる
この他にも更に複雑な表も作れます.
直感で操作できますのでいろいろ試してみてください.
LaTeXでは色をつけたりする際には追加のスタイルファイルが必要ですが,
Tables Generatorではコードを生成する時に必要なパッケージをコメントで案内してくれます.
Excelで作って読み込むこともできる
Excel,LibreOffice,CSVなど,別のデータから表を読み出すこともできます.
- Import CSV file... CSVファイルを読み表を生成
- Paste table data... Office系のソフトで作った表をコピペすることで表を生成
- From LaTeX code... LaTeXのソースコードから表を生成
- Save table... 編集途中の表を保存する
- Load table... 保存した編集途中の表を読み込む
また,ここでは紹介しませんでしたがLaTeXだけでなく,
HTMLやMarkdownのコードも生成することができます.
まとめ
マスが多い表ほど,このサイトは重宝すると思います.
時間的コストはOfficeで作るのとではそれほど変わらないと思います.