1年前のツーリングを振り返る 北海道1周ツーリング 5日目
地獄の納沙布岬
朝早く目覚めて最初の目的地は納沙布岬です.
片道約20kmで本土最東端なのでもちろん行き止まりです.
どんなに走っても先には進まないとわかっていてもこれは行かなきゃいけません.
そんなわけで向かいましたが...
自分が風に弱すぎて,あっという間にみんなに置いてかれました.
霧の中に巨大な建造物のシルエットがぼんやりと浮かんできて
「おっ,こんな辺境の地にビルでも建ってんのか」
と進みながらみてると,強風の中,超高速で回る風力発電の風車が現れました.
そんなことだろうと思ったよ.
風が強いことを再認識させる風車がいつまで経っても近づいてこないのも足を重くさせる原因でした...
アップダウンは続きます.
半分以上来たところで珸瑤瑁(ごようまい)と呼ばれる集落に入り,「日本最東端の〇〇」を掲げる店がちらほらと出てきます.
その中の「珸瑤瑁郵便局」は日本最東端の郵便局でここから自分にハガキを記念に送る人もいるらしいです.
そんなこんなで本土最東端の納沙布岬に到着しました.
といっても朝早く来たので開いてるお店もないので早々に撤退しました.
また,あの何もない道を戻るのかと思うと憂鬱です...
帰りの記憶はありません.
再びタイエーへ
根室市に戻ってきました. 先に進むためには昨日通った厚床まで戻る必要があります.
そうです,更に30km以上同じ道を戻るのです...
まずは根室の締めくくりとして昨日行ったタイエーでやきとり弁当を食べることにしました.
やはり,美味しかったです. 昨日とは違う味を食べました.
そういえば,根室はロシア人が多いのかすべての青看板にキリル文字が書いてあります.
再び厚床へ
また何もない国道44号線を戻ります. 雨も降っておりなかなか辛かったです.
しばらく無心で走ってようやく,厚床のセイコーマートに到着しました.
昨日,同じところでアイスを食べたとは思えないくらい体は冷え切っており,温かいお茶を買って飲みました.
そこで,別の大学の自転車ツーリンググループに出会いました.その人達は道外から来ており,2人だけでした.
少し話してから別れて自分達は標津町へ向かうため国道243号線,別れた人達は根室へ向かうために国道44号線へ行きました.
しばらく進んで分かれ道が出てきました.
本来の標津町の最短ルートでいこうとすると次のセイコーマートまで45kmあります.
さすがに補給に不安があったので,別海町と中標津町を経由して向かうことにしました.
別海町でネジが吹っ飛ぶ
何もなくて気が狂いそうでしたが,順調に進んでいたところでメンバーの一人のサイドバッグに異常が発生しました. サイドバッグを固定していたネジが吹っ飛んだらしいです. なんとか先には進めますが,長くはもたないだろうという感じでした.
別海町のセブンイレブンで休憩を取った後,中標津町に向かいました.
大都会中標津町
中標津町に到着しました. ネジが吹っ飛んだ人はホーマックにネジを探しに行きました.
他のメンバーは東武サウスヒルズという複合商業施設で休憩することにしました.
こんな大きいショッピングモールを見たのは久しぶりだったので密かにテンションが上がってました.
中にはフードコートがあり,宅配ではないタイプのピザハットも店を出していて珍しかったので,それを食べることにしました.
1時間以上休憩してみんな動きたくなさそうでした. しかし,今日は標津町まで行くと決めていたので体にムチを打って進むことにしました.
あと20kmなのでそこまで苦ではなかったです.道中何もないのはいつもどおりです.
入場拒否を食らう標津町
標津町に到着しました.今日はここが宿泊場所なので恒例の銭湯に行くことにしました.
駐車場に自転車に泊めようとしてたところ, 明らかに駐車場が空いているのに,中から番台さんらしき人がわざわざ駐車場に出てきて「今は満員なので他をあたってください」と門前払いされてしまいました...
しかし,近くにホテルに併設されている銭湯があったのでそちらを利用することにしました.
いいお湯でした!
今日の宿泊場所は近くのキャンプ場です.炊事場もあったので料理も作りました.
今日はトマト鍋でした.